
実習の目標を考えるの難しいな…。いつもなんとか書いてるけどしっくりこない。みんなどうやって書いてるんだろう?書き方教えてください。
こういった疑問に答えます!
この記事を書いてる私は社会人から看護学生になり3年生になります(2020年現在)。初めて実習に行くときにこんなふうに教えてもらいたかった!ということを伝えていきますね。
・実習目標を考える3つの手順
手順は下の通りです!
- 手順①:患者さんに必要なケアを考える
- 手順②:ケアによる患者さんのメリットを考える
- 手順③:ケア実施中に気をつけることを考える
手順①:患者さんに必要なケアを考える
患者さんの状態から必要なケアを考えましょう!
言うまでもなく当たり前のことですよね。
たとえば簡単な例ですが、
1週間全身清拭しかしていなかった場合、シャワー浴や洗髪などの清潔ケアが考えられますね。
足が冷えていれば足浴が考えられます。
ケアを考えるためには疾患の理解をした上で患者さんの状態をちゃんと把握する必要があります。
もしかしてそのケアはやってはいけないケアかも、とならないように疾患の理解を確実にしておきましょう!
手順②:ケアによる患者さんのメリットを考える
ケアを実施したあとの患者さんのメリットを考えましょう!
これは、これから散々言われることになるケアの根拠になります。
そのケアは何のためにするんですか?
という部分です。
シャワー浴を例に取ると、
メリット:清潔保持、爽快感、温熱効果など。
現在の患者さんに必要なメリットを考えることが大切です。
手順①②を合わせると→「シャワー浴を行うことで爽快感を得てもらう」
とできます。
ケアを実施したあと患者さんにどんなメリットがあるかを考えるときは、患者さんが何を望んでいるかから考えるといいかもです!
手順③:ケア実施中に気をつけることを考える
最後に実施にあたって気をつけることを考える必要がありますね。
患者さんのADL状況や呼吸状態、血行動態などケア中に変化が起きる可能性があることを考えましょう。
例えば歩行にふらつきが見られるなら、転倒に気をつけますよね。
これを手順②で考えたものと合わせると
「転倒に気をつけながらシャワー浴を行うことで爽快感を得てもらう」
とできます。
床が濡れているので転倒に気を付けないといけないのは簡単に気づけますよね!
命に関わることを最優先にして考えることが大切です!
実習目標を考える時の注意点

結論から言うと、自分の目標は書かない!ということです。
なぜかというと…自己満足にならないようにするためです。
自分のやりたいことを優先してしまうと結果として患者さんに不快感を与えてしまうことになりかねないので注意しましょう。
例えば、患者さんの体調が悪くて動きたくないのに動いたほうがいいからといって無理強いをしてしまうと信頼関係にヒビが入ることにつながってしまう。
最悪の場合、病状が悪化してしまうかもしれません。
患者さんが望んでいることを考えることで、適切な看護につながるのでそれを意識して考えるようにしましょう!
実習目標に向けた行動で大切なこと

患者さんの性格によっては治療に協力的ではない人もいるでしょう。
動きたくない…何もしたくない。
という患者さんの気持ちに寄り添ってしまうと、場合によっては患者さんのためにならない時もあります。
やったほうがいいことを、「患者さんがやりたくないって言ってる」という理由でやらなかったら結果として良い方向には進まないと思います。
無理強いをせず、不快感を与えないように行動してもらえるようにする。
看護の難しいところでもありますが、本当の寄り添い方はこれを考えた先にあるのではないかなと思うところです。
というわけで今回は以上になります!
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